非公式コミュニティガイドです。SolidCraft / Tangency Labs とは提携しておらず、承認も受けていません。公式:solidcraft.io · GitHub · ドキュメント

MCP で SolidCraft を操作する(Claude・Codex・Cursor)

一次情報:docs/mcp.md / 公式 MCP ガイド。公式のクライアント例は Claude Code と Claude Desktop を対象としています。Codex と Cursor では、OpenAI の Codex MCP ドキュメントと Cursor の MCP ドキュメントにある標準の MCP stdio 設定を、同じコマンドで使います。

MCP サーバーでできること

solidcraft-cli mcp は stdio で動作する Model Context Protocol サーバーです。エージェントはツールバー、スクリプト、CLI と同じエンジンコマンドを実行でき、ダイアログを開かずにスケッチやフィーチャーの作成、パラメータの設定、計測、スクリーンショット、STEP/STL のエクスポート、元に戻す/やり直すを行えます。

起動する

# ヘッドレス
solidcraft-cli mcp

# デザインまたはスクリプトからヘッドレスで起動
solidcraft-cli mcp --in part.solidcraft

# 起動中のアプリにブリッジ接続
solidcraft --control 7878 &
solidcraft-cli mcp --connect 127.0.0.1:7878

Snap でインストールした場合、CLI は solidcraft.cli です。

ブリッジ接続では --token よりも SOLIDCRAFT_CONTROL_TOKEN を使いましょう。コマンドライン引数はプロセス一覧から見えてしまうためです(公式ドキュメント)。

AppImage や Snap を使っている場合:MCP 用の solidcraft-cli を用意する

Linux の AppImage が起動するのは GUI のバイナリ(solidcraft)で、mcp を CLI として利用することはできません。MCP サーバーは solidcraft-cli として AppImage の squashfs の中に入っているので、それを展開するか、両方のツールが同梱された .tar.gz/.deb を使ってください。検証済みの手順、パッケージ別の対応表、Claude Code / Desktop / Cursor 向けの絶対パスでの設定例はこちら:

AppImage の CLI と MCP ガイド →

Claude Code

公式の MCP ドキュメントより:

claude mcp add solidcraft -- solidcraft-cli mcp

またはプロジェクトの .mcp.json に記述します:

{
  "mcpServers": {
    "solidcraft": { "command": "solidcraft-cli", "args": ["mcp"] }
  }
}

Claude Desktop(ブリッジ)

claude_desktop_config.json の公式の例:

{
  "mcpServers": {
    "solidcraft": {
      "command": "/path/to/solidcraft-cli",
      "args": ["mcp", "--connect", "127.0.0.1:7878"]
    }
  }
}

先に solidcraft --control 7878 でアプリを起動しておきます。

Codex(CLI、IDE 拡張機能、デスクトップアプリ)

SolidCraft の公式クライアント一覧には含まれていません。以下のコマンドは OpenAI の Codex MCP ドキュメントに従っています。Codex は MCP サーバーを ~/.codex/config.toml(信頼済みプロジェクトではプロジェクトの .codex/config.toml)に保存し、Codex CLI、IDE 拡張機能、デスクトップアプリで共有します。

ヘッドレスサーバーは 1 つのコマンドで追加できます:

codex mcp add solidcraft -- solidcraft-cli mcp
codex mcp list     # 登録されたか確認

または ~/.codex/config.toml を手動で編集します。たとえば、起動中のアプリにブリッジ接続し、デザイン用フォルダへのアクセスを許可する場合:

[mcp_servers.solidcraft]
command = "solidcraft-cli"
args = ["mcp", "--connect", "127.0.0.1:7878", "--allow-path", "/absolute/path/to/your/designs"]

Codex のターミナル UI では、/mcp で有効なサーバーを確認できます。solidcraft-cli が PATH にない場合は、バイナリをフルパスで指定してください(Snap:solidcraft.cli、AppImage の場合は CLI の場所を参照)。また別の方法として、SolidCraft のアプリ内のエージェントチャットパネルでは、npm install -g @agentclientprotocol/codex-acp を使って Codex を実行できます(公式ドキュメント)。

Cursor

SolidCraft の公式クライアント一覧には含まれていません。サーバーは stdio 上の標準 MCP で通信するため、Cursor でも同じコマンドで動作するはずです。以下の設定形式は Cursor のドキュメント(.cursor/mcp.json または ~/.cursor/mcp.json)に従っています。再読み込み後、Cursor の MCP 設定にツールが表示されることを確認してください。
{
  "mcpServers": {
    "solidcraft": {
      "type": "stdio",
      "command": "solidcraft-cli",
      "args": ["mcp", "--allow-path", "/absolute/path/to/your/designs"]
    }
  }
}

Cursor が PATH 上の solidcraft-cli を見つけられない場合は、バイナリをフルパスで指定してください。Snap の場合:solidcraft.cli。

ツール(公式ドキュメントより)

ツール役割
list_commandsコマンドの一覧
execute / batchモデリングコマンドを実行(batch はエラー時にロールバック可能)
inspect_design / measure / body_topologyジオメトリとタイムラインの読み取り
set_parameterパラメータの作成・変更と再計算
screenshotモデルまたはウィンドウの PNG
exportSTEP、3MF、STL、OBJ、URDF など
open / save / new_designドキュメントの作成・保存・読み込み
undo / redo履歴
crash_reportsこのコンピューターのクラッシュレポートを一覧表示、または ID を指定して開く(バックトレースと直近のコマンド)

0.16.2 にはまだ含まれていません:プロジェクトの main ブランチには、次のリリースで入る見込みの追加機能が 2 つ、すでに記載されています。読み取り専用の describe_command ツールは 1 つのコマンドのパラメータ説明を返し、型付きのコントラクトを持つコマンド(現時点では solid.box、solid.extrude、engine.describe)については、入力と結果の JSON Schema も返します。また、ヘッドレスのセッションでは --param-check off|warn|strict が使えるようになります。off が既定値で、warn は呼び出しを実行したうえで、キーのスペルミスの疑いなどの警告を付け、strict は呼び出しを拒否してデザインには手を加えません。実行中のアプリに転送される呼び出しは、まだチェックされません。出典:docs/mcp.md

オプションのエージェントスキルは、リポジトリの skills/ 以下にあります(solidcraft-modeling、solidcraft-editing など)。

エージェントがアクセスできるファイル

既定では、ツールがアクセスするのは次の場所だけです:

solidcraft-cli mcp --allow-path ~/designs --allow-path ~/exports

--allow-any-path を付けると制限がなくなります(以前の動作)。注意して使ってください。

最小限のモデリングセッション

公式ドキュメントのセッション例に基づく、おおまかな流れです:

  1. batch でスケッチの長方形 → 押し出し → フィレット → 穴あけ
  2. measure で体積 / 面積を計測
  3. view: "iso" を指定して screenshot
  4. 許可されたフォルダ内のパスに export

デモスクリプト:examples/demo/enclosure_mcp.py は MCP 経由でケース(筐体)を作成します。

関連ページ:CAD 向け MCP サーバーの比較 · インストールガイド · サンプル集