CAD 向け MCP サーバーを使うと、Claude Code、Claude Desktop、Codex、Cursor などの AI エージェントが、コードを書いたり手順を説明したりするだけでなく、Model Context Protocol を通じて実際の CAD 操作を呼び出せるようになります。選択肢の主な違いは、ジオメトリがどこにあるか(起動中のデスクトップアプリか、ヘッドレスのエンジンか、生成されたコードか)とライセンスです。
| サーバー | 提供元 | ライセンス | 必要なもの | エージェントができること |
|---|---|---|---|---|
| SolidCraft | 組み込み solidcraft-cli mcp | MIT OR Apache-2.0 | アプリ/CLI に同梱。ヘッドレス、または起動中のウィンドウにブリッジ接続 | ネイティブのモデリングコマンド、パラメータ、計測、スクリーンショット、STEP/STL/3MF のエクスポート |
| FreeCAD MCP | neka-nat/freecad-mcp(コミュニティ) | MIT | FreeCAD + FreeCAD 内のアドオン(RPC サーバーを起動)+ uvx freecad-mcp | モデルの作成・編集、Python スクリプトの実行、ドキュメントの確認、FEM 解析 |
| Autodesk Fusion MCP | 公式(Autodesk) | プロプライエタリ。Fusion のサブスクリプション利用者向け | ローカルで起動中の Fusion。「基本設定」›「一般」›「API」›「Fusion MCP Server」を有効化。Claude コネクタまたはその他の MCP クライアント | ライブセッション:ジオメトリ、スケッチ、フィーチャーの作成・変更・確認 |
| text-to-cad | earthtojake/text-to-cad(コミュニティ) | MIT | エージェント用プラグイン/スキル + ローカルの cadgen mcp ビューアーサーバー、uv、build123d / Open CASCADE | コードから STEP、GLB、STL、3MF を生成、DFM チェック、図面。テレメトリは既定で有効(無効化可能) |
プラグインもブリッジも不要です。solidcraft-cli mcp はツールバーと同じコマンドを公開し、ウィンドウなし(ヘッドレス)で動作します。また --connect でデスクトップアプリに接続すれば、モデルができあがっていく様子を見ることもできます。ファイルへのアクセスは、既定で許可されたフォルダに限られます。クライアントごとの設定:MCP チュートリアル。
claude mcp add solidcraft -- solidcraft-cli mcp
codex mcp add solidcraft -- solidcraft-cli mcp
2 つの部分からなるコミュニティプロジェクトです。FreeCAD にインストールするアドオン(MCP Addon ワークベンチに切り替えて Start RPC Server をクリック)と、クライアントが uvx freecad-mcp で起動する MCP サーバーです。FreeCAD が得意な分野(Python スクリプト、FEM)で力を発揮しますが、FreeCAD を起動しておく必要があります。アプリ同士の比較:SolidCraft と FreeCAD の比較。
Autodesk の公式サーバーは、エージェントを手元のマシンで動いている Fusion のライブセッションに接続します。Claude コネクタを使うには、Fusion がインストールされて起動しており、基本設定でサーバーが有効になっている必要があります。Autodesk は Fusion のサブスクリプション利用者向けとして紹介しており、別途 Fusion Data MCP にも言及しています。すでに Fusion で作業していて、その CAM や図面機能が必要なら、こちらを選びましょう(SolidCraft と Fusion 360 の比較)。
エージェント(Claude Code、Codex、Cursor、Gemini、Grok)向けのプラグインとスキルのセットで、Open CASCADE 上の build123d を使ってパーツをコードとして生成し、STEP、GLB、STL、3MF でエクスポートします。ローカルサーバーは cadgen mcp です。CAD アプリのような対話型のパラメトリックなタイムラインはありません。利用統計とクラッシュレポートは既定で有効で、uvx cadgen telemetry off で無効にできます。
エージェントに build123d、CadQuery、OpenSCAD 用のスクリプトを書かせて実行させることもできます。サーバーは不要ですが、ステップの合間に確認・計測できるライブモデルもありません。