非公式コミュニティガイドです。SolidCraft / Tangency Labs とは提携しておらず、承認も受けていません。公式:solidcraft.io · GitHub · ドキュメント

SolidCraft チュートリアル:初めてのパラメトリックパーツ

所要時間 約 15 分 · SolidCraft v0.16.2、デスクトップアプリまたは Web アプリ · 手順とショートカットは公式の スケッチ、フィーチャー、パラメータ、ショートカットの各ガイドで確認しています。

角を丸めて穴をあけた 80 × 50 × 4 mm の取り付けプレートを作り、最後に数値を 1 つ変えるだけで幅を 100 mm に広げます。この最後のステップこそがパラメトリック CAD の要点で、履歴(タイムライン)が新しい値で再実行されます。

まだインストールしていない場合は、Web アプリを使うか、ダウンロードすべきファイルを確認してください。UI の言語は環境設定 › 一般 › 言語で日本語に切り替えられます(よくある質問を参照)。手順 1・3・4・7 のスクリーンショットは日本語 UI です。

9 ステップでプレートを作る

  1. SolidCraft を起動してデザインを開始する

    デスクトップアプリまたは Web アプリを開きます。スタート画面で新規デザイン(Ctrl+N)を選びます。単位の既定値はミリメートルと度で、Z 軸が上向きです。

    日本語 UI の SolidCraft デスクトップアプリ(v0.16.2)のスタート画面:「新規デザイン」「開く…」と付属の「サンプル」。
  2. XY 平面にスケッチを作成する

    スケッチを作成をクリックし、XY 平面を選びます(または平面を右クリック →「スケッチを作成」)。ビューが平面の正面に回転し、スケッチツールが表示されます。

    XY 平面上の新しいスケッチ。ビューは平面の正面を向き、右側にスケッチ パレットがあります(英語 UI のスクリーンショット)。
  3. 長方形を描いて寸法を付ける

    R(2点指定長方形)を押し、2 つの角をクリックします。D(スケッチ寸法)を押して下辺をクリックし、80 と入力して Enter。続いて側辺をクリックし、50 と入力して Enter。角の 1 つと原点の間に一致拘束を追加します。拘束が不足しているジオメトリは青で表示され、完全に拘束されると濃い色に変わり、ステータスに自由度 0 と表示されます。

    2 つの寸法を付けた 80 × 50 mm の長方形。スケッチ パレットには「完全拘束」(自由度 0)と表示されます。
  4. スケッチを終了して押し出す

    スケッチを終了をクリックします。E(押し出し)を押し、長方形のプロファイルを選んで距離を 4 mm に設定します。「OK」で確定すると、タイムラインに押し出しが追加されます。

    「押し出しを編集」ダイアログ。距離は 4 mm で、ライブプレビューが表示されています。
  5. 角を丸める

    F(フィレット)を押し、4 本の短い垂直エッジをクリックして、半径を 5 mm に設定します。

    4 本の垂直な角のエッジに半径 5 mm のフィレット(英語 UI のスクリーンショット)。
  6. 取り付け穴を追加する

    H(穴)を押します。配置を単一にして、上面の穴をあけたい位置をクリックします。直径を 3.4 mm、深さを 4 mm に設定すると、プレートを貫通します。後でスケッチを編集したときに穴の位置も追従させたい場合は、代わりに配置を複数にしてスケッチ点の上に配置します。

    穴ダイアログ:Ø 3.4 mm、深さ 4 mm(貫通)、配置は「単一」(英語 UI のスクリーンショット)。
  7. 計測する

    I(計測)を押し、2 つの穴のエッジをクリックして間隔を確認します。画面下部のタイムラインには、すべてのフィーチャーが順番に並んでいます。

    計測:2 つの穴の「中心間」は 64.00 mm。下部のタイムラインにすべてのフィーチャーが並んでいます。
  8. 値を変える:ここがパラメトリック

    タイムライン上のスケッチをダブルクリックし、80 を 100 に変更して「スケッチを終了」します。その後に続くフィーチャー(押し出し、フィレット、穴)がすべて再構築されます。繰り返し使う値は、パラメータを変更でユーザー パラメータとして登録し、寸法に width / 2 のような式を入力できます。

    80 を 100 に変更すると、プレートは幅 100 mm で再構築されます。このファイルでは穴の位置が式(d1 − 8 mm)になっているため、穴もエッジに合わせて移動しました。
  9. 保存とエクスポート

    Ctrl+S を押します。Web アプリでは「保存」でデザインがブラウザーのストレージに保存されます。.solidcraft ファイルとして手元に残すには、「ファイル」›「開く」→「Download open design」を使います。他の CAD ツール向けには STEP をエクスポート(「Export STEP…」)し、3Dプリント用にはメッシュとして保存(STL / 3MF)を使います。詳しくは 3Dプリントのワークフローをご覧ください。

    「ファイル」メニュー:「保存」「名前を付けて保存…」「メッシュとして保存…」と、STEP・DXF・OBJ・URDF のエクスポート項目(英語 UI のスクリーンショット)。

このチュートリアルで使うショートカット

キーコマンド
L線分
R2点指定長方形
C中心と直径で指定した円
Dスケッチ寸法
X標準/コンストラクション
Tトリム
E押し出し
Qプレス プル
Fフィレット
H穴
M移動/コピー
I計測
Sコマンド検索(「Command search」)
F6フィット
Escキャンセル
Ctrl+Z / Ctrl+Y元に戻す / やり直す

一覧は公式のショートカット一覧をご覧ください。迷ったら S を押してコマンド名を入力します。

その他の始め方

A · サンプルパーツ

デスクトップアプリを --sample 付きで起動するか、Web アプリを ?sample 付きで開きます。タイムラインを確認し、パラメータを変更してみましょう。

B · ブラケットのスクリプト

CLI で公式サンプルをヘッドレス実行します。

solidcraft-cli run examples/bracket.json --out bracket.step
solidcraft-cli eval examples/bracket.json

ソース:examples/bracket.json · ほかの例はサンプル集へ。

次のステップ